院長ブログ
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セカンドオピニオン外来

2020.8.25



 当院で行っているセカンドオピニオン外来は現行の診療方針について、かかりつけ医以外の獣医師の話を聞いてみたい、という飼い主様の御希望にお応えしています。現在では月に数件の依頼があり、その数は徐々に増加しています。依頼の多くは飼い主様がかかりつけ医に対して意見や希望を伝えることを意図的に止め、コミュニケーションが破綻しているケースが目立ちます。
 セカンドオピニオンは主治医の協力の元で第三者の意見を加え、改めて主治医と診療方針を相談することを理想としますが、獣医療ではその文化がなかなか定着せず、結果的に転院してしまうケースが多いように思います。そして、獣医師によっては自分と異なる意見が加わることを善しとしない先生も実際におられます。現代では動物の病気について様々な情報に触れることが比較的容易であるため、行き場のない疑問を抱えてセカンドオピニオンを求めるケースは今後も増加すると予想されます。
 もちろん、どの病院を選ぶかは飼い主様の自由であり、我々が意見することではありませんが、御家族にとって何が本質的に有益なのかは判断が難しいと感じることも多くあります。セカンドオピニオン外来はあくまで第三者目線の考え方を知る手段の一つであるとの認識をいただければ、よりその効果を発揮できると思います。当院では今後も飼い主様の真の利益を見据えたセカンドオピニオン外来を追究していきたいと考えています。