院長ブログ
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薬袋

2019.6.10

 個人的な好みの問題ではありますが、薬局でいただく、通常よく目にする紙製の薬袋は何度も折り曲げするとすぐに疲労して破れてしまい、保管する際の耐久性がないことに違和感がありました。薬袋は極一般的な消耗品ではありますが、当院由来の物の中では飼い主様がご自宅で最もよく見て触られる物ですので、少しこだわりを持って製作した経緯がございます。
 薬袋の選定には開業前から多くの時間を費やし、多くの紙サンプルを一つ一つ検討した結果、耐久性に併せて肌触りや薄さをクリアした土佐和紙を選びました。動物病院の経営にとって薬袋は消耗品としての使用頻度が非常に高いため、コストバランスを考えれば和紙の使用は挑戦ではありますが、土佐市の和紙メーカー、㈱モリサ様の協力を得て何とか実現させることができ、当院のコンセプトにマッチした融和な雰囲気の薬袋に仕上げることができました。実はこの紙、B5とA4の和紙に印刷したものを我々が手作業で袋にしています。半分に折った紙の2辺を5mmの両面テープで留め、最も破れやすい長辺上端のテープの端を三角に切り落とし、貼り合わせることで一つ一つ製作しています。
 時々、以前にお渡しした薬袋を診察の際に持参いただく機会がありますが、当院の薬袋の耐久性を確認して一人納得しております。そこで、このブログを読んでいただいた方におかれましては、もし短い期間で同じ薬剤を追加処方するようなこと等があれば、エコの観点からも以前お渡しした薬袋をご持参いただき、再利用に御協力いただければ幸いです。数回使用であれば問題なく耐えられると思います。