院長ブログ
blog

健康診断について その2

2019.7.16

 梅雨に入り暑く湿った日が続いております。高知の蒸し暑さは毎年のことではありますが、やはり日に日に上がる気温を感じながら、暑さに弱い私はやや身構えた生活をしております。私の夏の思い出として、幼少期に仁淀川でゴリ採りに夢中になりすぎて熱中症で入院したことがあります。恐ろしい頭痛がしたことだけ鮮明に覚えております。人も動物も、夏の熱中症には御留意ください。
 健康診断の話題の続きです。当院では、健康診断(以下、健診)をご希望の飼い主様には最初に健診に対する認識を確認させていただく相談の時間を設けております。そこでのポイントは、お互いに健診の目的を明確にするという点です。例えば、以前にがんの手術をしたため、がんの再発が心配だとする飼い主様には画像検査と触診を中心とした健診を提案し、今の時点での検査結果を得ておきたいと希望される飼い主様には問診と各種スクリーニング検査(血液検査、尿検査、画像診断など)を提案する方針になろうかと思われます。当院では前回のコラムで触れた私見としての健診の限界と、以下に示す健診を受けるメリットを十分にご理解いただいた上で、そこに飼い主様の御希望を加えた妥当な健診計画を双方で作り上げていく方針を掲げております。
 当院が考える健診のメリットとして、

  ① 現時点での健康状態の把握

普段の診察では状態の経過が重要な判断材料の一つであるため、遠くない過去の状態を客観的に評価できる情報が手元にあることは、精度の高い診断を導くために有用だと言えます。

  ② 疾患の初期兆候の検出

日常生活での何気ない行動の変化が疾患と関連している場合があります。物言わぬ動物では飼い主様からの情報が唯一の手掛かりになることは少なくありません。健診時の問診には積極的に協力していただければ幸いです。

  ③ 飼い主様の安心感

自分の健康診断の経験からも、データを得ることで安心を得るという考え方はよく理解できます。健診で得られたデータは飼い主様のものですので、当院ではご希望に応じてより視覚化した検査データをお渡しいたします。

 健診の相談については一定のお時間をいただくと予想されますので、できる限り金曜の予約診療日をご利用ください。まずは相談だけ、という場合は飼い主様のみの来院であっても問題ありません(電話での健診の相談は時間の都合上、極力お控えいただきたく存じます)。その際はお手数ですが、事前電話連絡にて当該日の予約状況をご確認願います。