院長ブログ blog

院長の独り言

3年目、開業考

 おかげさまで当院は4月で開院3年目を迎えました。開業して現在までの2年間は新しい挑戦と発見の連続であり、スタッフ全員で試行錯誤を繰り返しながら自分達が目指す動物医療の形を模索してきました。そのことが少しずつお会いした皆様に浸透し、病院の認知度の向上と共に多くの飼い主様に選んでいただけるクリニックになることができたと考えています。今後も自分とスタッフの健康に配慮しながら、末長く自分達の役割を見誤ることなく果たしていく所存でございます。今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

 話題を移し、私はまだ実質2年しか医院運営をしていない身なので、開業について人にアドバイスできるほど業界の真理は見えておりません。しかし、最近になって大学教員時代の教え子が何名か他県で開業するという知らせを受け、先輩開業医として何か助言ができないものかと考えた末にこの文章を書いております。開業はやはり大きなお金が動くのでリスクを背負った人生の大勝負だと思います。そして自分は臨床の世界で本当にやっていけるのだろうか?という漠然とした不安を抱えての挑戦になっていることでしょう。

 私が一つだけ自信をもって言えることは、一つ一つ冷静に、大切に、誠実に仕事することを継続できれば必ず社会に受け入れられる病院になる、ということです。開業当初はどうしても足りないものばかりに意識を囚われがちになり、集中を維持しづらくなる時もあります。そして周囲からの評判、競合病院の存在、資金のこと、従業員のこと、様々なことが気になりますが、それらを仕方ないものだと許容し、スタッフ全員で最高のパフォーマンスが維持できる病院を焦らず作り上げてください。また、それを可能にするのは健康な体です。院長自身の健康管理も忘れずに。

 最後に、これは私が教員時代から学生によく伝えていたことですが、決して他の獣医師の批判をしないことです。近年は動物病院間の競争が激しくなり、他者を意識する機会は多いかもしれませんが、まずは自分の眼前に集中です。獣医師の品格を守ること、そうでなければ我々は真に敬意を集める集団にはなり得ません。自戒を込めて。

 最近はやや混み合う日が出ております。外にベンチを設置しましたので御利用ください。