当院が取り組んでいる活動記録です。(随時更新中)
愛玩動物看護師の可能性を拡げる活動
当院では、愛玩動物看護師の仕事には獣医師の診療を支えるだけではない、様々な可能性を持っていると認識しています。愛玩動物看護師の可能性を拡げる活動は、これからの動物医療にとって重要な意味を持つと考えており、調査研究はその基礎となる考え方を身に付ける訓練として重要視しています。
データを集め、解析・考察し、公表することは、目の前の出来事を客観的に捉え、他者へ伝わる形に整えるために役立つ訓練です。また、その過程で身に付けた考え方は、臨床現場の様々な課題解決に活かされます。
ここでは、当院の愛玩動物看護師が取り組んでいる調査研究の一部をご紹介します。
動物福祉の向上を目指した猫エイズウイルス感染症の調査研究(FIVリサーチプロジェクト in 高知)
猫エイズウイルス(FIV)感染症は、国内の野外猫の10~20%程度が感染しているとされる伝染病です。FIVは保護された猫においても一定数の感染が認められ、里親探しの大きな障壁となっています。一方、海外の文献では、同じ空間で飼育された猫間のFIV感染は~5%程度と推測され(Lister, A. L. 2014. Vet. J.)、現場感覚でも濃厚接触(咬傷など)が起こらない状況では、感染しにくいウイルスであると言えます。
本研究の背景には、FIVに対する過剰な感染の不安が、FIV陽性猫の飼育を必要以上にハードルが高いものにしているのではないか?という問いがあります。我々はその要因の一つに、飼育者にとって身近な実データが存在しないことが挙げられると仮定しました。そこで、現在は高知県内で実際にFIV陽性と陰性の猫を同じ空間で多頭飼育されているご家庭内のFIV感染率を調査中です。
本研究結果は、学会発表や一般の飼い主様向けの講演会等で公表していく予定です。
※ 尚、本研究は公益社団法人高知県獣医師会の承認を受けて行われています。

県内の協力者へ配布したチラシの一部抜粋
犬猫の夜間診療
高知県獣医師会の有志が当番制で行っている犬猫の夜間診療です。当院も開業当初から参加しています。
動物医療資源が乏しい高知県では、夜間の救急外来は開業医のボランティアで運営されており、十分な対応が常にとれるとは限りません。そのような制限の中でも、高知の動物医療を支えるために、県内の獣医師ができることを少しずつ持ち寄って夜間診療が行われています。
受付時間は20:00~22:30で、診療費は割高です。
諸注意をよく確認し、受診されるようにしてください(当番病院は毎日異なります)。

イベントでの登壇
毎年市内で開催されている保護犬猫の譲渡会イベントで出張講義を行っています。この活動には院外へ出ることで、凝り固まりやすい自分の思考をほぐす目的もあります。
皆様のお役に立てるべく、講演は試行錯誤を重ね、より良いものをお届けしたいと思います。
