愛玩動物看護師がゆく Our view


愛玩動物看護師として働くこと

当院で働く2名の愛玩動物看護師に、仕事に対する現在の思いを文章にしていただきました。

勤務7年目 大久保さん

飼い主様の信頼

愛玩動物看護師として多くの命と向き合う中で、私が一貫して目標にしているのは「自分が飼い主様と動物が安心できる存在になる」ことです。

病気や怪我で不安なとき、真っ先に頼ってもらえる存在でありたい。言葉を持たない動物たちの小さな変化や声を汲み取り、不安を抱える飼い主様に寄り添うことは、私の大きなやりがいに繋がっています。

特に初めて当院を受診する動物に対しては緊張を最小限に抑えるため、様子を伺いながら負担の少ない触れ方を徹底するようにしています。その子に合わせた力加減を見極めながらスムーズな診療を補助することで、結果として飼い主様からも「この人なら安心して預けられる」という信頼をいただけるようになったと感じています。

私生活ではもうすぐ父親になります。家族を守りたいという想いをこれからの動物看護へも活かしたいと考えています。


勤務2年目 濱中さん

私にとっての〝やりがい〟

私は動物看護師として他院で2年間勤務した後、一度獣医療の現場を離れ、2年間沖縄の島々を巡りながら生活していました。そして昨年4月に現場へ戻り、現在は愛玩動物看護師3年目として働いています。

愛玩動物看護師という職業は、幼い頃からたくさんの猫と暮らし、動物が大好きだった私にとって、ずっと夢に見てきた職業でした。しかし、実際の獣医療の現場では、大好きな動物が病に侵され衰弱していく姿や、亡くなってしまう姿を目の当たりにし、悲しむご家族の横で自分の無力さを痛感しました。そして、大切な命を預かる責任の重さに常に緊張感を伴う仕事であることを実感しました。

一度この職を離れて感じたことは、多くの命と向き合うこの仕事が、何にも代えがたい大きなやりがいを持つものであったということです。辛いこともありますが、毎日動物に触れながら日々新たな学びを得られること、ご家族との信頼関係を築いていけることは、私にとって大きな喜びとなっていました。

3年目となった今も、失敗や反省を重ねながら新たな課題に向き合い、知識を深め、動物福祉の向上を目的とした研究にも挑戦するなど、目まぐるしい毎日を送っています。この日々こそが私のやりがいであり、生きる楽しさだと感じています。言葉の話せない犬や猫たちの伝えたいこと、感情をより汲み取れるように、そしてそれがより良い動物医療に繋がり、大切な家族を安心して託すことができる存在でいられるように日々奮闘していきます。


譲渡イベントでの介護相談員

2020~2022年

高知市内で毎年開催されている、動物保護活動家主催の譲渡会イベントに参加しています。愛玩動物看護師の大久保は、参加者からの犬猫の介護相談を受けるブースを設置しました。動物病院と社会の接点を増やすことで、動物医療をより身近に感じていただける機会になればと考えています。


愛玩動物看護師による動物看護専門学校での1日講師

2022年

愛媛県にある動物看護専門学校にて、学生さんへの講義を行いました。講義内容は、「臨床現場における動物の生と死」。動物医療では避けることができない難しいテーマでした。学生さん達は真剣に耳を傾けてくれ、我々も貴重な機会をいただきました。