その他
院内開催 病理カンファレンス & 大型犬舎の設置
当院ではおよそ年4回のペースで高知市福井のはまだ動物病院の「病理医」浜田洋子先生をお招きして病理カンファレンスを行っています。病理とはその名の通り病(やまい)の理(ことわり)を追究する学問であり、病理医の先生は主として病気を目に見えない組織や細胞レベルで調べる専門家です。獣医療では病理検査でしか確定診断が下せない疾患(腫瘍など)は非常に多く、病理検査の結果に基づいてその後の見通しや診療方針が組み立てられます。特に悪性腫瘍の診断は犬猫と御家族の未来に大きな影響を与えることから、診療方針を総合的に判断する上で病理検査はとても重要な検査の一つです。
病理医が見る(診る)組織は実にバリエーションに富む複雑怪奇なもののようで、その昔ある病理医の先生が病理診断を評して「火事の原因を焼け崩れた家から探すような作業だ」と話していたことを思い出します。私のような臨床医には病理のことはよく分からないのですが、病理医と臨床医の視点や感覚を相互に確認し合うことで日常診療に活かせる発見があります。カンファレンスでは浜田先生より過去に当院が依頼した病理検査について丁寧な解説とディスカッションをしていただき、その度に「理」を追うことの意味に気づかされるのです。

そして遅ればせながら、大型犬の預かりや入院に使用する大型犬舎(パドック)の扉が設置されました。開業当初から構想に上がっており予算の関係で設置が遅れていた案件でしたが、ここでようやく完成。このような院内設備も少しずつ着実に整備されています。
