院長ブログ blog

重要なトピック

柔軟な診療体制を目指して

冬の気配を感じる季節になり、動物病院は比較的落ち着いた時期に入ります。夏場にピークだった混雑が緩和され、診察の待ち時間が短くなる日も増えてきます。私はこの時期を専ら、来年以降の運営体制を見直す時間に充てるようにしています。

現在の当院は、多い時には1日70件近い診察を少ない人員で対応しております。単純に診療時間で割ると1件あたり5分を切ってしまっておりますので、個々の診療サービスという面において制約が発生している点は否めません。診療の精度を維持することを第一義的目標として、スタッフ全員が集中力と余裕を保てる体制が必要です。

これまでは、私が運営上の一定の負荷を引き受ける形である程度のリスク管理が可能でした。しかし、私も年を重ねていきますので、現在の診療のクオリティを維持することには限界があるでしょう。動物医療の市場の縮小が進む高知では、勤務獣医師の確保は容易ではないため、長く安定した診療を維持するためには、運営体制を一本化しない柔軟な体制を整備していくとともに、私が不在でも診療が続けられるシステムを段階的且つ具体的に考えていく必要があると考えています。

したがって、来期以降は折を見ながら、院長不在を想定した運営体制を整備・実装していく予定です。そのため、副院長が診察を担当する日は、以下のような対応を考えています。

  • 一日の診療件数の上限を設け、個々の診察時間を確保する
  • 獣医師の指示のもと、愛玩動物看護師が担当できる処置やケアを積極的に分担する
  • 当院での対応が難しい緊急例や、より詳しい検査が必要と判断した場合には、近隣の病院を紹介する

具体的な運用については、実際に試しながら課題を確認し、前もって皆さまにもお知らせしていきます。副院長の診療スタイルは私とは異なりますので、彼女の強みを最大限に活かす体制を構築しておくことを目標とします。

当院は多くの飼い主様に来院いただいていることに、地域の動物医療の一端を担う動物病院としての責任を感じています。これからも必要な医療を届けられるよう、余裕のある平時から、無理なく続けられる体制を考えていきます。

皆様のご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2代目病院猫のどんすけ君
先日2歳になりました。原因不明の先天疾患のため、ゆっくり全身の麻痺が進行していましたが、成長してからは病状の進行は落ち着いています。
ほとんど動けませんが、元気です。

初代病院猫のきず君
最近はなぜか受付付近にいることが多く、飼い主様に目撃される機会が増えています。人見知りが強い猫なのですが、猫の考えていることは我々にも分かりません。