院長ブログ blog

重要なトピック

薬の処方方針について

 同じ症状で動物病院を受診しても、病院や獣医師によって処方される薬は案外バラバラです。ある先生は多種類の処方を好みますが、またある先生はほとんど薬を出しません。飼い主様が真に求めるものは薬ではなく結果だと思いますので、結果が同じであれば処方内容は特に問題にならないのかもしれません。

 獣医師の処方薬には「念のため」に出す薬は意外と多く、それは多くの病態について確定的な診断が難しいということに起因します。原因がはっきりしないので最初は症状に合わせて治療し(対症治療と呼びます)、経過を観察しようという考えは多忙な臨床現場で一定の合理性を持つと言えます。「念のため」の感覚には個人差があるため、処方方針に差が生まれます。

 私は「念のため」に処方する薬がとても少なく、治療ターゲットをできるだけ絞り込んで処方したいタイプの獣医師だと思います。それは治療をルーティン化しないことで思考を途切れさせないようにするための私なりの工夫ですが、そこに特別なこだわりがあるわけでもありません。しかし、中には薬を多めにもらった方が安心という飼い主様もいらっしゃると思いますので、処方に関してこちらの意図が分かりにくい場合は遠慮なくその旨をお伝えいただければ幸いです。

 ここで、当院の診察状況についてお知らせします。現在は家庭の事情により副院長が平日午前中を中心とした時短勤務になっており、不在が増加しています。特に土日は獣医師1名体制での診療になるため、お待たせする時間帯が多くご迷惑をお掛けします。皆様の御理解を賜りますようお願い申し上げます。