スタッフ
病院猫キズくん闘病記②
全臼歯抜歯の手術を12月23日に受けた当院病院猫のキズくん(推定4歳)の経過です。手術直後は疼痛からか、ナーバスに周囲の様子をうかがう行動変化はありましたが、数日で落ち着いてきました。手術の効果はすぐには出ないと考えるため、2ヶ月後頃に効果判定となります。手術は3時間半に及びましたが、問題なく終えることができました。

術前の口腔内の様子。歯の周囲および歯の後ろの粘膜(後臼部)に炎症(粘膜の発赤)が認められる。

術後の口腔内の様子。犬歯より後ろの歯を全て抜歯し、抜いた歯の跡は粘膜で閉創する。

抜歯した歯。手技の途中で分割した歯を含んでいる。

施術の翌日には通常量の流動食を食べ、動物の回復の速さには毎回驚かされます。
キズくんは現在もやや敏感な様子で院内を闊歩しており、従来の人間不信が加速した可能性は否定できませんが、ほどなくして元の姿に戻っていくと思います。院内で見かけた際には静かに観察してあげてください。