繁忙期に想うこと
病院は4、5月が繁忙期です。これは狂犬病やフィラリア症、ノミ・マダニなどの予防などに加えて、保護子猫や皮膚病の診察がこの時期に増加するためです。月の受診数としては繁忙動物期と冬の閑散期で約2倍の差があり、診察数が増加するこの時期は十分な診療サービスを皆様に提供できているかを自ら問う時期でもあります。
当院の繁忙期では、多い日で獣医師一人が50~60件の診察を行っています。
獣医師によっては100件/日をこなす強者もいると聞きますが、私の場合は60件/日に近い日の終盤は脳の疲労を如実に感じます。これが私の活動限界だろうと思います。その中にあっても我々が下す判断は時に取り返しのつかない不幸を生む可能性がありますので、業務では常に高い集中力を維持する必要があります。したがって、自分の力量への理解と適切な業務量のコントロールが診療の質を担保するために重要であるとの結論に達し、新しい課題を得て迎える繁忙期の終わりでした。
日頃の皆様のご愛顧に感謝申し上げます。

新しい病院猫のどんすけ君(左)は諸検査の結果、生体内のカルシウム代謝に関わる重要なホルモンである副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone: PTH)が低値であることが分かりました。先天性疾患としては非常に稀な病態であるため情報が乏しく、彼の状態を把握するには治療経過等を綿密に観察する必要があると考えています。病気のため後ろ足が上手く動きませんが、特に問題なく生活しています。院内で見かけた際は撫でてやってください。
私事で恐縮。当院では皆様から様々な差し入れをいただきます。大変ありがたい心遣いにスタッフ一同感謝申し上げます。差し出がましいようですが、当院院長はいただく物のほとんどを口にできないため、ここに実情を記します。私は昔からプレーンな味付けのものしか食べられず、オーソドックスなお菓子だけ静かにいただいております。体に合わないとかではなく、気持ちのアレルギー反応(好き嫌い)だとご理解ください。さらに、下戸です。もちろん、差し入れの品はスタッフを中心に有難くいただいております。これは決して催促ではありません。