院長ブログ blog

院長の独り言

開業8年目と法人化

写真は2019年4月1日の開業直前に撮影した院長・副院長夫婦の姿です。当時の私たちはまだ30代でした。多額の借金を背負い、これからの人生が一体どうなっていくのか、先の見えない大きな不安と一抹の期待が入り混じった時期だったと記憶しています。
あれから7年が経ちました。まだまだ先は長い未熟者として感慨に浸っている暇はありませんが、皆様のおかげをもちまして、あの当時と比べると神田アニマルクリニックもそれなりに動物病院らしくなったのではないかと思っています。

7年経って変わったこと、変わらないこと

私はホームドクターとしての経験が浅かったため、開業当初の診察は酷く効率性を犠牲にしたものでした。診療では一般的なことでも私には非常に興味深いものに感じられ、自分の想像を超える現象によく遭遇していました。元々、型に当てはめる診察に抵抗があった私には、正確な予測が難しい臨床現場が性に合っていたのだと思います。どうするか?よりどう考えるか?に重心を置いて臨んできた私の診療スタイルは、高知という地域性との相性も良かったのだと思います。
私の診療は、自分の判断を疑いながら不確実性を受け入れ、総合的に妥当性が高い説明を付与できる道筋を探すことに特徴づけられると考えます。開業時と比べて来院数が増加した現在は、地域のニーズに対応するために診療の効率化は進みましたが、私自身の診療スタイルは保持されています。変わらぬものも大切にし、変化も柔軟に受け入れながら、これからも体と頭が動く限りホームドクターを続けたいと思います。

法人化します

8年目の大きな転機として、当院の事業を法人化し、株式会社RONNIEとして登記いたしました。私もいつまで活動できるか分かりませんので、法人化は将来を見据えた事業の安定や継続の問題に対して合理的な判断を下した結果です。法人化後も、診療に関する内容(病院名、人員配置、診療費、電話番号など)に変わりはありません。
当院をご愛顧いただいている全ての飼い主様へ感謝申し上げ、末永く地域の動物医療に貢献できる企業として、気持ち新たに頑張っていきたいと考えております。

初代病院犬として活躍したロニー(享年12歳)です。
子犬の時に私が勤めていた動物病院に捨てられていたところを拾われました。今考えれば難治性のアトピー性皮膚炎と問題行動が多い、本当に手のかかる犬でしたが、彼女との生活は私の獣医師としてのキャリアの入口でした。
法人名には、そんな彼女の名をいただきました。